二代目トップ絵 解説ページ
 制作者本人による解説です。


1・ブレイクエンジェル パルシェンド
 通称ぶれこ。部長の黒歴史の底で封印されていた旧時代の神々の一柱。高い戦闘能力と描き手の想像力次第でいくらでもややこしいデザインに変化する魔方陣でもって目の前に立つもの全てを灰と化す破壊の権化である、というのは流石に冗談。実際に話を聞いたところはバトルとラブコメが半々くらいのテイストで盛り込まれた実に筆者好みの感じがする内容だったので、部長本人が嫌がっているのを知りつつも時々色んなところに出没させている。本来は腕と足に枷(リミッター)をつけているのだが、今回はのびのびと羽をのばしてもらえるようにあえて描かなかった。決して面倒くさかったとか後になって気づいたとかではない。ことにしておこう。

2・妄想特化型超属性収束機体 でコ
 普段はネコミミ尻尾の女子高生型アンドロイドだが、有事の際には次元転送した強化装甲を身にまとうことで全長50mオーバーのスーパーロボットに変型するといいなぁと考えられている(主に筆者に)。元々の出所は展示会の打ち上げの際に勃発した「部員が一人一つずつ萌えポイントあげて一個のキャラ作ってみよーぜ」という企画から。列挙すると、メガネ、デコ、太眉毛、ウェーブのかかった髪、ツインテール、あほ毛、ツンデレ、制服、迷彩、ニーソックス、猫の獣人、もちろんシッポ付き、スーパーロボット、一部機械、以上の14個の属性を放り込み、それを即興でホワイトボードに描くハメになってしまった当時ひら部員だった部長の困惑した顔が忘れられない。とりあえず今回再起動するにあたって半分くらい属性を削ったが、それでもなお属性過多感は拭えないような。ついでに腕とか脚とかのパーツは参考資料のロボットアクション漫画の影響を如実に受けている。ボンボンってすげー。

3・魔界ヤンヴァールの絶対君主 ロリ魔王
 本名が、ロリ。お間違えのないよう。まぁ実際のところもっと長い名前だったはずだが、ハッキリ覚えてないので割愛。巻き角がチャーミングな魔王陛下でございます。2009年度冬季に行われた「漫研で地元の同人イベントにオリジナルのファンタジー作品描いてもってこーぜ」という有志を募っての合作企画における唯一の共通のキャラクターにして、剣と魔法と夢と希望と尻と脱肛がつまったファンタジーワールドにおける魔族達の頂点に立たれているお方。しかし現時点でこのロリ魔王描いてきそうな人って一人くらいしかいないような気も。頑張れロリ魔王!負けるなロリ魔王!あんまり調子にのりすぎると自分の足下から肛門めがけて指突が飛んでくるので気をつけよう。

4・大怪獣 かすたどん
 県外率が非常に高い漫研では、節目節目に色んな地方のお菓子が部会に彩りを添えてくれる。そんな某地方のおみやげから生まれた大怪獣。その名も、かすたどん。どんなものか気になったら検索をかけてみるといい。ここ最近は大学校内の巨大池の底で休眠していたが今回の一件で久々に登場、ついでにメイドさんとして新たな生活を踏み出してもらうことにした。甘くて優しい口当たりのクリーム色したフカフカの生地はあらゆる衝撃を無効化(するかもしれない)、中身のトロトロカスタードが無尽蔵のエネルギーを生み出す(ような気がする)。面々の中では多分一番の良心的存在ではなかろうか。甘いし。美味しいし。

5・今週の一言 ホワイトボード(小)
 漫研倉庫においてあるホワイトボードには2種類ある。一つは部会の際での決定事項や色々なアイデア、果ては部員の落書きなどを描くためのちょっと大きめの持ち運びホワイトボード。もう一つは倉庫に据え置きで、「今週の一言」と称してなにやら格言めいたものから意味不明の言葉までが誰かしらの手によって適当な頻度で更新されていくという憩いの場としての機能をもった小さめの壁掛けホワイトボードである。今週といえども、大体いつも1週間のうちに2回くらい新しいのに変わってる気がする。最近では「じゃがいもポテト」って書いてあったけど結局どういう意味だったんだろう、あれ。

6・赤いリボンのパンツァーファウスト+テンプレ通りの爆弾
 基本的にこの漫研に決まった方向性はない。各部員思い思いの趣味や性癖の赴くままに活動をしていると言っていいだろう。ただ、そんな漫研内でもいわゆる「〜オタク」という言葉に表されるように、個々人の趣味思考のタイプによってある程度のカテゴライズが可能と言える。その中で、いつの時代も少数ながらも確実に存在するとされるジャンルの一つとして「ミリタリー」および「武器・兵器」系に非常に強く惹かれる類いの方々があげられる(ちなみに筆者はというとピストル一つまともに描ける気がしない。リアリティーのある武器というのはそれだけで一つの魅力になるというのは分かる。しかし武器に限ったことではなく何かを正確に描こうとするときにはその何かに対しての正確な理解が必要だ。さらにそれが変型や動作を伴うようなものの場合、単純な外観だけの知識ではなく、メカならばそれが動く機構について、生き物ならば体内の骨格や筋肉のつき方について、自分の中で把握しておかねばならない。こうなってくると、その描こうとしてるものに対する愛情の深さがものを言ってくるわけで、知識にも乏しく、今からガッツリ銃火器の仕組みを学ぼうという気にもあまりなれない身としては、若干描くのが躊躇われてしまうと、まぁそういうわけで)。ちなみにリボンについては筆者の趣味。爆弾は実際にこんな形のものがあるかどうかも知らないが、もはや記号化されて世間的に定着しているのでかまうまい。無論、漫研内で銃火器の使用は蚊取り線香をつけるためのライターを除いて使用禁止である。

7・十字架に黒猫
 猫は可愛い。なにげに尻尾が二股だが別段どうということもない。割と猫好きな人が多い漫研である。そしてたまに酔った時の挙動が猫っぽくなる人とかもいたりして侮れない。そして十字架である。聖なるものの象徴みたいなニュアンスが強いが、最近読んだ十字架に関連する作品っていったらトライガンか聖おにいさんかぐらいのもの。どっちもまぁ基本的にラブ&ピースのお話なので似たようなものと言えなくもないかもしれないが、この二つを同ジャンルとしてくくるとDr.コトーとフランケン・フランが横並びになったり僕の小規模な失敗とサルでも描ける漫画教室と青い炎とバクマンが同一カテゴリーになってしまいそうなので若干危険かもしれない。

8・歯並びのいいハイビスカス
 まぁなんでしょうね。折角沖縄の漫研なんだから、なんかこう琉球チックなものがちょっとくらい入ってたほうが見栄えもいいかなーって、ね?ちなみに花言葉は信頼とか新しい恋とか。なんとなく分からんでも無いような。

9・歴戦のオニイトマキエイ
 同上。とは言えど、両方とも一応部員がモデル。誰とは言わないけれど。まぁ基本的に三人娘以外は大体が漫研ゆかりのものだったりする。しかしこのマンタ、色が薄い。ひょっとしたらアルビノかもしれない。

10・ライダーくまで
 縁起物。なにやら目出たいもの。確か商売繁盛とかのご利益があったような。まぁ部誌とか個人誌とか売れたら良いなぁという意味を込めてということで。おかめの面とかを中心に据えたりするものもあるみたいなので、眼鏡ライダー1号「メテオ」のお面を飾ってみたり。もはや描く人がいなくなってしまったリレー漫画「眼鏡ライダー」だが、今なお部内でのファンは結構いたりする。ちなみに余談になるが、漫研内では隕石とは「大学をやめてしまう」ことの隠語である。除籍→隕石→彗星の順にヒドくなるとか。

11・扇風機
 先日首が折れたため、おそらく来年の夏までには新しいものに買い替えられるだろう。ちなみに部室においてあるものとは大分配色とか形とかを変えてある。網とか描くのが面倒くさかったということは言うまでもない。夏の暑い日はこれとあと蚊取り線香があれば無敵である。

12・ザ テレビジョン
 倉庫ではなくて部室に据え置き。とはいえど、実際のテレビ番組は見ない。見れるかどうかも知らない。用途はもっぱら部員のお勧めのアニメを再生するためだけにあると言っても過言ではない(極稀にゲーム)。最近では最新エヴァの劇場版1本目とソウルテイカーが上映された。ちなみに画面に映っているマークは眼鏡ライダーを参照のこと。

13・ひげ面の紳士 濃ゆい顔の鳥 色眼鏡の髑髏
 もはや漫研に置けるひげの紳士といえば一人しかいない。そのダンディーな魅力と甘いマスクで幾人ものヒゲ好きを虜にしてきたともっぱら噂のおひげ様である。時々ダークサイドに落ちそうになるが、そんな彼の周りにはいつも奇妙な仲間がいっぱいだ。他の二体についてはモデルというよりは色々な部員の要素の集合体のようなものなので特に誰ということはない。はず。

14・指差し棒
 持ってるとつつきたくなる衝動に駆られる装備品。某アメリカネズミとは全く関係ないので安心していい。眼鏡ライダーにおけるイヌミミの標準装備(オマケの資料などで)。こういった小物が結構転がってるのが漫研倉庫である。他にもネコミミカチューシャやら魔女っぽい帽子やら色々。

15・こけし
 こけしの顔って、なんか恐い。縁起物なのか、どうなのか。まぁ特に意味は無い。

16・謎の機械
 だから慣れないものを描くなとあれ程言ったのに。一体これは何でしょう?たしか当初の予定では偵察用のカメラアイみたいなイメージだった気が。ちゃんとした着地点をもって絵を描こうという教訓ですね。はい。

17・当店のおすすめ メルトダンナーちゃん
 身長398cm、気は優しくて力持ち、自立思考可能な「知能をもつ機械」である。名前から推測するに内部に核融合炉を搭載している可能性が高い。この絵を描き始めてからもうちょっとロボっ気が欲しいなぁということで急遽昔の部誌の中から出張してもらった。作者さんからは一応事後承諾であったが許可はもらったので良しということにしておこう。ついでに彼女(おそらく)に加えて更に別の面々が三人セットで9万8千円の現品限り売りつくし。店長兼の眼鏡っ子型アンドロイドの後ろでオロオロしてる様子が可愛らしい。

18・正体不明の存在
 妄想の海の底に潜む脳内のクリーチャー。何気ない話し合いや飲み会の席でのくだらない馬鹿話の中で、自分の内に秘められたちょっとアレな感じの性癖とか黒歴史とかが顔を出したりするのも御愛嬌というもの。乗るか剃るか、引くか引かざるかは各部員の判断にゆだねられるが、場合によっては本物の怪物が姿を現す場合もあるので十分に注意されたし。

19・部室の鍵
 これが無いと部室に入れない。サークル棟のおっちゃんが管理している。時々何処にいったか分からなくなるが、紛失したことは未だ無かったはず。

20・ミニ賽銭箱
 手のひらサイズの小さい賽銭箱。多分元々の用途は貯金箱。現在はもっぱら部室にあるインテリアの一つと化している。

21・赤いけど角はついていないダルマ
 別に部室にあるわけではない。ただ、ガンダムを共通言語にして会話をされると全くついていけない類いの人間も確かに存在するということを、そっと心の片隅にとめておいてほしいと思う今日この頃。ガンダム漫画といえば大和田先生のアレと昔ボンボンでやってたガンプラ甲子園くらいしか知りません。

22・漫画
 漫研のマストアイテム。これが無ければ始まらない。古今東西メジャーからマイナーまで幅広く。研究という名目で年中漫画のことばかり話している奇妙な集団であるが、等の本人達からすればもはや日常である。倉庫の本棚は各部員が自宅から布教用に持ってきたお勧めの漫画がズラリと並ぶため、基本的に苦手なジャンルでなければ何処からとっても楽しめるはずだ。